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007 スカイフォールのMasterYuのレビュー・感想・評価

007 スカイフォール(2012年製作の映画)
3.7
上映当時(2012年)の感想です。


ボンド生誕50周年という節目の作品ということで、キャストも豪華。
「ノーカントリー」でアカデミー助演男優賞を獲ったハビエル・バルデムが敵役を演じ、新たな上司となるマロリー役を、あのヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズが好演。

脇がしっかりとしていると、クレイグのボンドもより引き立つ。

クレイグ版ボンドは、これまでの007シリーズとはまったく異なる作りで話題となり、私にとってもそこが好きなポイントではありますが、今作では過去二作のクレイグ版ボンドの雰囲気を壊さずに、50周年ということでそこかしこに007ファンをニヤリとさせる演出がなされていて、私的には非常に楽しかった。

腕時計の見せ方とかワルサーとか、正にニヤリとする感じ。
他にも色々ありますが、それは実際観てみて下さい。

内容の方は賛否あるかもしれませんけど、話の持っていき方は上手くテンポも良かったので、私は過去二作とは違う楽しみ方ができましたね。

きっと観てガッカリってことにはならないのではないでしょうか?

にしても、007シリーズって、ボンドのスーツの着こなしがホント恰好いいですよねぇ。
昔から憧れていて、ああいう感じでスーツを着こなしてみたいと思っていたものです。
とはいえ、スーツでああいうシルエットを出すには、完全オーダーメイドのスーツじゃないと難しいんですよねぇ。
その人にしか合わないジャストフィットのスーツだからこそ、ああいう恰好いいシルエットを出せるわけです。

これまでのショーン・コネリー、故ロジャー・ムーア、ピアース・ブロスナンしかり。(敢えて二代目ジョージ・レーゼンビーとティモシー・ダルトンは抜かしていますが(笑))

このスーツの着こなしこそ、ボンドの真骨頂だと思うのでした。
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