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初春狸御殿のShoMのレビュー・感想・評価

初春狸御殿(1959年製作の映画)
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若尾文子が娘と姫の一人二役。入れ替わりは『王子と乞食』か。ダーティーヒーローになる前の勝新太郎は爽やかでちょっと可愛い。セクシーな河童たちはやっぱり黄桜の影響か。

話自体は起伏がなくミュージカルシーンはあまりに舞台然とし過ぎている。西岡善信が手がけているので美術は豪華で美しい。紅葉と梅が同居した狸御殿は、四季が同居しているという御伽草子の異界観を引いているのだろうか。
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