ステイサムが世界に広く認知された作品。
「ステイサムの出世作」という位置付けは、多くの人が持つ共通認識だと思う。
本作の前にステイサムを見出したのは、間違いなくガイ・リッチーだけど
私はガイ・リッチー作品に疎いためステイサムという俳優を初めて認知したのはこの作品でした。
当時は「TAXI」のヒットでリュック・ベッソンの名は日本のお茶の間にも届いていたし、そんなベッソンの制作ということもあって、
結構みんな見ていたんじゃないかと思う。
今見てもやはり色褪せない!
ステイサム"様"の魅力があふれんばかりに凝縮されてます。
冒頭の「ザ・ドライバー」オマージュのゲッタウェイシーンで一気にツカみ、その後もアクションのつるべ打ちで、とにかくアクションがぎゅうぎゅうな作品。
特に後半の、銃撃戦→カーチェイス→格闘戦×2→飛行機→カーチェイスという豪快さ・構成は楽しすぎて笑ってしまう。
軽快なBGMと共に華麗な格闘アクションをこなしながら、
戦っていくうちになぜが上半身が裸になってしまう演出も最高。
(この流れは、お約束となる)
ステイサムのイメージを固定してしまった功罪もあると思うが、
ステイサムにはできる限り、この感じで頑張ってほしい。