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透明人間のTNのレビュー・感想・評価

透明人間(1954年製作の映画)
3.9
『透明人間』1954年の東宝制作特撮映画。
戦時中の人体実験で透明化された生存者が東京に現れて、というお話。これが予想以上の拾いモノ。

「透明人間が悪」として描かれる作品が多いのに対し今作は逆。透明化された人間が善行を果たして自分の存在意義を問う、というのは現代のヒーローものに通づる展開。

盲目の少女、少女を養う老人やアパートの住人、ヒロイン三條美紀、悪玉高田稔、大好物土屋喜男も皆いい味出してる。でも今回は何よりホンの出来が秀逸。これは観てよかった。大満足。
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