tk

海底軍艦のtkのレビュー・感想・評価

海底軍艦(1963年製作の映画)
3.5
船首にドリルの付いている仮想の軍艦・轟天号で有名な海底軍艦。
第二次大戦後、戦争の影が消えつつある高度成長期が舞台。かつて地上を支配し、繁栄を極めたムウ帝国が突如として人類に挑戦してくる所から物語は始まる。人類は最新鋭原子力潜水艦をもってムウ帝国に迫るが、ムウ帝国の存在する深海の世界へは立入ことができなかったのだった…

導入部の拉致シーンはチープな感じが否めない。平田昭彦の説明台詞はどうみても物語から浮いている。
轟天号の試験航行シーンは熱い。なぜ戦艦が飛行するのかといったツッコミは野暮。鉄の塊が空を飛んでいるという非現実を感じよう。
日本の敗戦を受け入れることの出来なかった男が生き別れた娘と邂逅し、ムウ帝国と対決するシーケンスは単純だが感動的だ。
tk

tk