すごい。
勧善懲悪でもない。スッキリもしないし幸せな気分もしない。
楊家は呪われてるとしか思えない。
染色をやっている楊家に買われて嫁に来た菊豆。主人は前妻2人とも虐待で死なせていた。
楊家にはもうひとり40歳になる男・天青が養子として住んでいた。
菊豆と天青は愛し合うようになり子どもができ、天白と名付けられる。
死んで当たり前のひどい主人であるが、不貞は許されるわけもなく、菊豆と天青は隠れて合瀬を重ねるしかなかった。
恐ろしいのは可愛げもない天白。呪われた子なのだ。
葬式で、49回棺の行く手を阻止しなければならないとか、古いしきたりが虚しい。社会で生活していると慣習などに縛られざるを得ないが、そんなものは意味をなさない。
入プレのポストカードは同じもの2枚目。