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菊豆(チュイトウ)のleylaのレビュー・感想・評価

菊豆(チュイトウ)(1990年製作の映画)
4.0
田舎の古い因習による悲劇であり、因果応報の物語。

夫のDV、妻の不倫、妊娠など、最初は昼メロ感覚で観ていたけど、最後まで観るとずっしり重い。

原作は農家が舞台だったものを染物屋に変更したとのことで、染め物の色をうまく使った演出に唸ってしまう。紅に染まる水は血脈を思わせる。

貧困で生まれたことによる菊豆(チュイトウ)の人生は最後まで救いがなく、燃えさかる炎は菊豆の情念に思えた。唯一見せた子供の笑顔が怖かった。
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