Ren

ビフォア・サンセットのRenのレビュー・感想・評価

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)
4.4
名作鑑賞記録⑦



- 白昼夢 -






「しあわせとは夢を叶えることで、所有することではない。」


「僕は歳を取るのが好きだな。
今という時間をより大切に過ごせる。」


「恋する気持ちをあの一晩で使い果たし、
もう何も残ってない。あの夜が私の感情を奪い、あなたが私の心を持ち去ってしまった。」


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心に残った情景、言葉を書き記そうと思ったけど、途中で、あまりにも多いことに気づいたし、たぶん思い出すなら作品を見直すのが1番、それしかないと思えるほど、儚くて短すぎて、でも恋愛映画の金字塔は間違い無くこの映画だと思えた映画だった!


1作目と打って変わって、
ウィーンに行っていたら、、、
過去への後悔、今への不安、将来への葛藤、
現実的な不安葛藤をお互いにぶつけ合うシーンが多いのに嫌な気持ちにならず、さらにこの作品への好きさが増した!本当に平坦なストーリーなのにロマンチックで忘れられない魅力的な作品!


やっぱりSNSが無い方が、SNSなんか無い方が、大切な人との距離が近くなる、そう思える作品。


気を抜いてると鏤められた洗練された言葉を見逃してしまいそうで、短い作品だけど食い入るように眺めながら見てしまった!


1作目に続き、こんな自然体な映画見たことない。映画じゃなく日常のおしゃれな一部を切り取ったみたい。現実でも9年の月日が経ってたなんて!!






イーサンホークとジュリーテルピー
1作目とは少し違い、言い争う場面もあるけど、そこも物語の重要な一部。そんな場面があってもストーリーと映画の雰囲気全体を壊すことなく、まさに“白昼夢”のような理想のひとときを過ごしている感覚を味わえた!
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