ふぁ

刑事ジョン・ブック/目撃者のふぁのレビュー・感想・評価

3.0
やっぱインディ...じゃなくてハリソン・フォードは色男役が似合うなぁ、なんでかなと思ったが顔+声もいいからだな。

アーミッシュがどんな暮らしをしているのか、さわりだけでも知れた。皆で協力して納屋1日で建てるのは凄い。あと料理と飲み物が美味しそう。昔、写真集だかネットだったかでアーミッシュの家のインテリアの紹介を見たのだが、ミニマリストまではいかない、シンプリストといった感じの部屋で未だに私の憧れ。

仇役が意外に自分なりの哲学を持っていたのが良かった(弱いけど)「警察だって宗教みたいなもんだ、ルールがあってそれを破ると排除される」的なセリフに確かにと思った。
学校でも家庭でも会社、なんだったら国で、それぞれルールがあり、従わなければさよーならなのは同じ。ルールを疑わず和を乱さず組織を構築しているという点は宗教的といえばそうか。

個人的思想としては神という存在を崇拝する宗教や信仰は組織を創らず、1人でやるべきという考えだが、まぁそれは置いておいて...。

仇役も昔日はまともな警察であったのだろう感じが残っていてなんともいい難きラスト。

レイチェルとジョンが目線だけで、別れを告げるシーンは素晴らしい演技だった。レイチェルの方はどこかスッキリした澄んだ視線、ジョンは未練も少し感じる眼差しで、これで良いんだ、と決心を見せた大人の別れだった。
そしてそれぞれの日常に戻っていくのだろう。

若かりしヴィゴ・モーテンセンが出ていて(特に喋らん役)お!っと思った。
ふぁ

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