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ありふれた事件のプレコップのレビュー・感想・評価

ありふれた事件(1992年製作の映画)
4.5
初めは好奇心から、そして第三者の視点から見ていた取材クルーがいつしか嬉々として犯罪に加担する。
それはこの映画ラストで報いを受けることで終わるが、この構図は映画を面白半分に見ている観客に牙を向けてくる。

「見る、見られる」の関係が画面を飛び越えてくるのはモキュメンタリーという形式をとったことによるもので、倫理的には正しくないが、見せ方としてとしてはとても正しいと感じた

ただ、他のレビューにもあってとても同感だったのが、この映画を誰が編集して、どのように世に公開されたのか?という点が不可解である。そう言った点が歪であることは確かである

完璧な映画ではないんだけど、悪夢的にこの映画のシーンを急に思い出すことがある。トラウマに近い現象を引き起こしてるという点ですごい映画ではある
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