シリーズ内でも好みがかなり分かれそうな作品ですが、私は本作が一番好きです。
兎に角、内容的にも画的にもかなり重く暗いです。
終始舞台は森だし、学園要素も無いし魔法要素も少なめ。
賢者の石の頃のキラキラは何処へやら、
旅の中で、ハリーとメインキャラ達の中で確執が生まれたり、分霊箱を通して心理描写や人間関係が細かく描かれた作品です。
ハリー・ポッターらしくはないのかもしれませんが、
シリーズ序盤であんなにキラキラしていたキャラクター達と世界観が、最終局面にきてめちゃくちゃ重く、暗くなるのが味わい深い。
「魔法」の本質がむき出しになってきたという感じがします。
ドラコ・マルフォイがまたしても可哀想で良いです。
