オトギバナナ

恋はデジャ・ブのオトギバナナのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
3.9
「Today is tomorrow」

同じ1日を繰り返し、繰り返すビルマーレイ。お高くて感じの悪い天気予報士で、好きでもない雪町から出られないもんだから、不満ばっかり。だけど毎日を繰り返していくなかで、てストーリー。これが1993年に作られたことの凄まじさよ。

ずっと気になってたけど、「時をかけるな、恋人たち」のエピソードタイトルに出てきて、いよいよ気になって鑑賞。これぞ古典、ていうか、アイデア満載でほんと秀逸。デートやりなおすシーンのテンポ感とか、たまらん。

ビルマーレイゆえに愛嬌が滲み出てて、もっとカタい雰囲気の人のほうがイメージにあってた気がするけど、哀愁漂ってくる姿に見惚れてしまったから良し。「ヴィンセントがおしえてくれたこと」でもたまらなく良かったの思い出した。

マーガレットクアリーは、ママ似だったんだなぁと、相手役のマドンナ見て思う。「俺の人生だ」てちょっと恐怖。「たまには礼を言えよ」で見せるさりげない優しさ。オークションおそろしすぎる。氷のプレゼントが素敵すぎてウルってきたよ。

人が、かわっていくドラマ。1日を繰り返し、でなくてもいいじゃん、て途中で思ったけど、失敗を繰り返し続けられるから、明日がやってこないかもしれないからこそ、変われたんだろうな。