この映画を少年が見たら、まあ、まずトンネルですよ。あんなレール引いて掘り出した土をポケットに入れて、うまいこと外に出す。浦沢直樹の漫画「20世紀少年」でもこのシーンを真似る子どもが描かれていた。
構造的に穴を支える木材が足りなくて崩れてくるところとか、怖かった。息がつまりそう。
後年、小生はベトナムのクチというところの観光でベトナム人民軍が使用した長いトンネルをしゃがんで移動したけど、狭くて息苦しくて、途中でやめたくても進むしかない状況はまさに悪夢。
血も涙もないナチスという狂った集団は、まともな人々の自由への熱い気持ちを奮い起こした。
スティーヴ・マックィーンがバイクで鉄条網を飛び越すシーンは最高。