約2年間に渡って計画・実行された実際の大脱出計画を基に描いた作品。
独裁者が戦争を起こしている今だからこそ観たくなってしまった。
久々に観たけどやっぱり面白いしカッコいいし3時間弱の長尺だけど全く飽きない!
戦時下のドイツで連合国の捕虜が700名も収容されている収容所があり、そこから250名が一斉に脱走しようという計画があり、そしてそれが創作ではなくて実話だったという事が驚きだ。
監督曰く「何があってもへこたれない不屈の男たちのドラマ」がこの映画の主題。
もちろん戦争映画なんで悲惨も描いているけど、この映画の有名なテーマソングの軽快なメロディのお陰でそれを感じさせないでいる。
いやぁ物凄く緻密に計算されたバランスだと思う。
スティーブ・マックイーン 、ジェームズ・ガーナー、チャールズ・ブロンソン 、ジェームズ・コバーン 、リチャード・アッテンボローの名優たちの演技も最高!
脱出に失敗して泥だらけになりながらも、笑顔で帰ってくるスティーブ・マックイーンのシーンが好きです。
実話が元とはいえ、完全なエンターテイメント作品として仕上げられている脱出系映画の最高峰作品だ。