そーる

ソードフィッシュのそーるのネタバレレビュー・内容・結末

ソードフィッシュ(2001年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

再鑑賞。
好きな映画の一つ。

なんと言ってもジョントラボルタのスマートな悪役ぶり。最後まで視聴者を騙してくれる。
特に脇を固めるキャストも含めて豪華すぎて、
今では絶対に実現できないだろうなとも思う。

個人的には終盤、娘の誘拐に気付いた主人公スタンリーが、どのようにあの世界銀行に戻ったのかが気になる。
冒頭のシーンでそこに戻るわけだが、
いきなりすぎて若干ついていけない感はあった。

ただ、とにかくスタイリッシュで
急ブレーキをかけて両手を広げ両脇の車を撃つガブリエル(ジョントラボルタ)や、
スタンリー(ヒュー・ジャックマン)がワームソフトをプログラムしているシーンは
特に必見。どっちもかっこいい。

ストーリーで言えば、ミスリードをしてくるため
何も考えずにみてるとすぐ騙される。
しかし伏線はちゃんとあって、
常にガブリエルはスタンリーに対して、
悪役が忽然と消えることに感銘を受けたことなどを語っているし、一定予想はつく。
「全て思い込み」にすぎないのだと。

彼らは大義のために活動する秘密組織のようだが、何を正義というかは確かに難しい。
子供1人の命で全世界が疫病から救われるとしたら?という質問。
よく考えさせられるが、なんとも答えを出しづらいなとも思う。
ではそれが100人なら?1000人なら?
正義とはなんなのか、分からなくもなってくる。

メッセージ性、ストーリー性あり、それでいてキャストも豪華でスタイリッシュ。

見て損はない一本。
そーる

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