流石に無茶な超荒唐無稽な物語をジョン・ウーの特濃演出と俳優陣の熱演&怪演が成立させ全力疾走する、今見ても楽しい90年代ハリウッド活劇。
善の時は違和感あるのに悪の時はやたら活き活きしてるトラヴォルタに対して、善の時も悪の時も過剰に、けれどエモーショナルに説得力をもって熱演するニコラス・ケイジの役者としての技量よ!
この時代の映画にしては女性の扱いも良くて、ジョーン・アレンとジーナ・ガーションがそれぞれ強くて良い。テンプレ的にイラつかせる存在かと思われた娘の土壇場での活躍も良かった。
クライマックスでの複数人での銃の向け合い、あぁこういうのイイなぁとしみじみ思う。