このレビューはネタバレを含みます
有名すぎる挿入歌から連想される、明るいダンス物かと思いきや鬱屈とした赤裸々青春ストーリーだった。主人公は決して楽しいとは言えない家庭や、ソリの合わない友人たちから逃げるようにダンスクラブに青春を捧げている。薬や人種差別を楽しむ仲間へは不快感を示し、仕事も真面目に取り組む主人公の性格の良さと、周囲とのギャップがストーリーの軸となっている。
自分の置かれた環境に馴染めない気持ちは誰しもが持っているし、どこかで共感できてしまう映画です。主人公が唯一情熱を捧げることが出来たダンスに裏切られてしまうオチは、あーーティーンエイジャーだなぁ！！！って自身の10代のころを思い出して胸にくるものがあり、良かった
