このレビューはネタバレを含みます
「その少女は白人でした。」
その一言にアメリカ社会の抱える差別問題が浮き彫りになる。
弁護士はあくまで父親の事を1人の人間、父親として弁護しようとするが、裁判官やその裁判所の土地柄、また白人至上主義団体KKKによる陰謀によって裁判は不利な状況になっていく。
そして最終弁論で、あえてその一言を付け加えることで陪審員達の気持ちを動かす。
それを言うことで差別を認めることになる。
裁判に勝利したものの、社会は変わらない。変えられない。と認めたようで影が残る。。
非常に考えさせられる作品だった。
恥ずかしながらKKKの存在を知らなかったので、その過激さにも驚いた。
今でも存在しているということにも。。