剣々

反則王の剣々のレビュー・感想・評価

反則王(2000年製作の映画)
3.3
ヘナチョコ銀行員、レスラーになる

銀行員のイム・デホは遅刻ばかりな上契約も取れないダメ行員….
上司からは説教されヘッドロックをかけられ散々な日々を送っていた
ある日偶然見つけた寂れたプロレスジムの門を叩くと新たなヒールレスラーが必要になった館長に入門を認められることに
こうして銀行員とレスラーの2足の草鞋生活が始まるのだった

プロレスを題材にした韓国のコメディ映画です
今や世界的スターになったソン・ガンホの初主演作で、まだほっそりとしていて若い!笑
でも既にソン・ガンホ感は仕上がってる感じがします笑

全体的にどこか締まらない緩いコメディで時より真面目になったり、音楽とかでメリハリつけて展開していきますね
ジムで楽しくまじめにプロレスに取り組む感じと銀行でのギスギスや実家で怒られたりと二面性のある主人公の生活が中々に面白かったです

それにしても韓国のプロレス文化は全然知らなかったですねー盛んな時代があったのでしょうか?
途中挟まる試合もコミカルなドタバタ感でいかにも地方のマイナー団体!って感じ
次第にプロレスの楽しさを知り夢中で取り組むようになっていく主人公
しかし、要求されるのは他団体のエースとの負けブックというのが悲しい…
それでも我武者羅に意地を見せつけたラストの試合はそこそこ見応えありましたよー

色んなエピソードがある割には、うまく機能しているのがプロレス関連のみだったのが少し残念…
因縁の結末はちゃんと見せて欲しかったなー

緩いコミカルさと男の意地をほんのり感じられる作品でした




【雑記】
プロレスに関しては、子供の頃からドラゴンゲートファンで生で観たことあるのもドラゴンゲートの興行だけです
ドラゴンキッドの試合が生で観れたのは子どもの頃感動しました!
キッドの技はマジで凄いので一度動画でもいいから見てほしいです笑
最近は動画とか団体の動向をただみてるだけの人なのでまた試合見に行きたいなー
格闘技の魅力とショーの様な楽しさを併せ持つプロレスは楽しいですよーー
(新日とかWWEとかも興味持ったりしてます笑)
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