のす

青春を返せののすのレビュー・感想・評価

青春を返せ(1963年製作の映画)
3.8
兄を冤罪で逮捕され死刑を宣告された兄の無実を明かすために、少女が奮闘する話。

これはなかなか面白かった。芦川いづみファンにはたまらない内容なのではと思う。主人公の周りに見放されたり、理不尽な事をされても挫けない姿に心打たれる。芯が通っていて凛々しい主人公はやっぱり素敵。兄役の長門裕之も良かった…

割とミステリー要素は薄めだしなんとなく事件の概要は分かってしまうけどそこはあまり気にならなかった。この時代に悪質な取り調べを受けた人の話をどこかで読んだが、映画内での兄に対する取り調べとほぼ同じで、当時は冤罪で捕まった人が少しはいたのだろうと思うと胸が痛んだ。
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