ケンケン

イエスマン “YES”は人生のパスワードのケンケンのレビュー・感想・評価

4.2
この映画のようにすべての選択をイエスと答えるというのは少々やりすぎだと思うし、現実的に無理なことだと思う。ただ今の僕らは勝手に未来を決めつけ、可能性を捨ててしまっていないか?ということ。どんなところに出世の糸口があるかわからないし(融資のやりすぎから取締役へ)、一見すると回り道のように見えてそれが新たな出会いのきっかけであったり(ホームレスを車に載せたところから彼女との出会いに)、なにがあるかわからない。自身の身を運に任せよう。そういうことだと思う。無責任だと言われればそれまでだが、実際主人公は塞ぎ込んでいた自分に別れを告げ彼女との幸せな人生を送ることができた。ようはきっかけのひとつであって何でもいいということだ。
内容に戻ると、おなじみジム・キャリーのコミカルな演技は相変わらず面白いし、構成もきちんと練られている印象を受けた。また吹き替えの声優陣の演技の高さ。山ちゃんは言うまでもなく、脇を固める方々にも拍手を贈りたい。
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