垂直落下式サミング

テルマエ・ロマエの垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)
3.5
世界史うんちく漫画の実写化。
ストーリーは古代ローマのテルマエ(公衆浴場)建築士ルシウスが現代の日本にタイムスリップを繰り返し、そこで目の当たりにした高度なテクノロジーと熟成された文化へ嫉妬を感じ、未来から得たイマジネーションを持ち帰ることで古代ローマに画期的な浴場を作り人気を博するというもの。
同じ文化を共有していないと使い方がわからないモノは意外と身近にあるのかもしれないなと、カルチャー&センチュリーギャップコメディとして非常に面白くみられた。
それなりの面白さは認めた上で私が作品をあんまり好きにはなれないのは、外人目線の過度な日本アゲであるとか、主人公が体制派に迎合する形で能力を発揮し、その支配をより強固にして終わる物語が個人的にあんまり好きじゃないからだろうか。