史料的な価値のみ。リアルタイムでは名前は知っていたが、ネタはまったく知らなかった（wikiにすら載っているが）。知る必要もない、それだけの作品ということだけど。今回は、そのまま、ネタバレなしの状態で見たので、最後まで楽しめた。ただ、たとえば、十二人の怒れる男みたいに、誰がどういう役柄で、どこらへんで、盛り上がって、といった、細かいところまで、ネタバレしていても、十分に面白い作品というわけではない。落ちが判っていたら、相当、つまらなかっただろう。一番最後に、あれ、もとの十人になっているぞ、というところだが、あれ、石頭がいないぞ、となってもいいわけである。まあ、全員、いいやつだったというのが、救いなのだろう。
