filmoo

こころのfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

こころ(1955年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

市川崑4本目。
市川崑は原作有り作品が多いのかな。
夏目漱石は白黒でも気持ち良く観られた。
森雅之の先生役はぴったりだけど、回想編で川島雄三『風船』で親子役だった三橋達也が同級生役なのは違和感があった。『風船』のときにも思ったけど、新珠三千代が少し根暗な高橋ひとみに見えて仕方ない。
回想編の田村秋子演じる未亡人は、最初はNHKの朝ドラや大河ドラマに出てくるような「全部お見通し系おばあさん」のような雰囲気だったのに、途中から一般人になってしまってヘンテコな感じがした。
ラストは蛇足というか、せっかく付け足すならもう少し踏み込んで日置と奥さんのその後を示唆するような描写にしても良かったのではと思ったけど、奥さんが日置の胸を借りようとしただけでも充分冒険してることになるのかな。
filmoo

filmoo