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「こころ」に投稿された感想・評価

のす

のすの感想・評価

3.5
原作とはまた違う感想を持った。特に先生の苦しみ、人間臭さにスポットライトが当たっていた気がする。ストーリーの順番は原作とは違う組み合わせになっている。原作にない部分もあったけど、付け足した方が映画的には映えるのだろうか。森雅之は先生にぴったりだと思う。そして三橋達也はやはり癖がある役が似合う。女学生から大人の女性まで、複雑な心境を抱く妻を演じる美しい新珠三千代も素晴らしかった。面白いとかどうこうより、いかにも真面目な文芸映画だった。
日活の作品を少々勉強でもしようかと視聴…

いやー
まぁ所謂 日活ポルノ 的なのを想像してたから、まぁこういうものか と…(ポルノモノは見たくないから避けたんだけど)
どっちかというと良い寄りかな。決して悪くはない。けどまぁ…ね。結局役者は声と顔かよ!って感じでした。違う人が演じてたらまた違う印象だったのかと思うと、結局“人”だな と思いました。

梶を落とそうかと言った時の海の波がすごかった。
tosyam

tosyamの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

異邦人や太陽がいっぱいをおもわせる人工の海のなかをじゃれあうシーン。炎天下の砂丘をどこまでも手をつなぎさまようシーン。自分の眼がどこまでもおちてくさりきった腐女子のそれになってボーイズラブな明治男二人をみつめる。またその青年二人を厨二病っぽくえんじるのがオッサン二人。そのメイクと演技。耽美にしてグロテスク。まるでベニスに死すの白塗り。それはそれはこのうえない快楽。この御時世。誰もが自分を駄目な引きこもりとかんじそのマイノリティコンプレックスにおしつぶされそうになっている。誰もが乃木大将のようなこころもちで時代精神の喪失感だけがすさまじい。貴女の眼は貴女の体をはなれインモラルなアンバランスゾーンをただよう。それだけでいい。そんな未必の故意のblミステリー映画。
先生⇄お嬢さん⇄Kの話だと思ってたけど先生⇄私、先生⇄Kのやおいだったのか...!
先生が森雅之って絶対良い。学生時代のシーンも同じ中年の俳優でやるのでちょっとおもしろくなってしまうけど別の若い俳優でやるよりこっちの方がいいだろう。夏目漱石は自殺を肯定していないからこれが高校の教科書に載ってるんだな〜高校生のときはわからなかった、読もう。
neroli

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4.1
夏目漱石の長編小説「こゝろ」をほぼ忠実に映画化した作品映画🎬
 
私は今までこういった名作と言われていた小説をきちんと読むことがあまりなかったのですが…。
 
この映画を観て、面白すぎて睡眠時間が少なくなって困るぐらい(笑)
ハマりこんでしまいました!!
 
夏目漱石ばかりでなく、他の文豪の作品も深くて面白いんだろな〜!
 
とは言っても、夏目漱石の「こゝろ」は、戦後、すべての国語の教科書に載っていた作品(らしい)ですし、「日本で一番売れている本」なんですってね!!
 
こんな私でも、「あ、なんとなく知っている!」とは思っていたけど、人間の心理って本当に面白いって思っちゃいました!
 
 
『かつてはその人の膝の前に跪いたという記憶が、今後はその人の頭の上に足を載せさせようとするのです。』
(夏目漱石、こゝろより)
 
禁欲的な理想主義者の「K」がお嬢さんに恋をする。
 
先生は、その「K」の心変わりにショックを受け、嫉妬し、親友「K」をおとしめてしまう。
 
その結果、「K」は自殺に追い込まれ、先生は罪悪感を抱いたまま生きていくことになる。
 
先生とお嬢さんは結婚しても恋愛関係はプラトニックなまま。
他人も自分も信じられなくなり、先生も自死に追い込まれる…。
 

明治時代あたりの文豪の作品って、
読みにくくてとっつきにくい印象がありますが…。
 
映画から入って小説を読めば、難解な言葉も理解できそうですよね!!

 
それまでスピード感溢れる洒脱な喜劇を得意としてきた崑がどっしり腰を据えた演出で漱石に挑む。
新珠三千代をめぐる森雅之、三橋達也。そして森雅之、安井昌二の三角関係の息を飲む心理サスペンス。
女学生から人妻まで演じる無垢で比類なき美しさの新珠三千代を堪能。
敦司

敦司の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

茂木健一郎 日置=先生 梶 お嬢さん 三角関係 裏切り 自殺
bn

bnの感想・評価

3.4
磨りガラスの抜きになった模様(めちゃくちゃ小さい)から三橋達也と森雅之の顔が見えるところ、ご当地顔ハメ看板のようで面白すぎて笑ってしまった。
1950年代の市川崑演出で「こころ」はちとコメディ味が浮いているように思う。めちゃくちゃに良いところも沢山ある。
新珠三千代センパイは本当に怖い。純真無垢のようでいて勝ち誇った笑みの恐ろしいこと。強い。
森雅之は回想の書生時代も演じる。髪型しか変わってない。無理があるけど、表情や仕草で表現してる部分が際立って分かって感動した。
cuumma

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3.6
原作にある、漱石の狂うような苦しみは映像化するのは難しいと思います。漱石の言葉の力は物凄いのだと感じました。

改めて漱石を読みたくなりました。
うどん

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4.0
親友同士の森雅之先生と梶(三橋達也)。二人は下宿先の娘(新珠三千代)に好意を持っていた。

途中までは森雅之先生が新珠の方ではなく、三橋の方に気があるのではないかと勘違いして観ていた。回想に入る前の新珠奥さんの台詞を深読みし過ぎたのか。
普段の二人きりのシーンでもやけにベタベタしていたし笑
あの唐突な無茶な告白も娘に梶が奪われるくらいなら俺の方から奪ってやる!くらいの考えで勢い任せに迫ったのかと思ってしまった。

自死。負の連鎖・・・後に残った人たちがあまりにも不憫だ。

6/27@シネマヴェーラ渋谷

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