filmoo

カルメンという名の女のfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

カルメンという名の女(1983年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ゴダール18本目。
Filmarksの平均点が高くて驚いた。
これまでに観たゴダール作品の中でも音と映像の駆け引きの激しさは随一で、気持ち良さよりも実験に付き合わされているような気分にはなったものの、出来損ないの映画だとは思わなかった。
男女の構図は最近観直した『軽蔑』や『気狂いピエロ』に似ていて(今考えると他の作品も似たような感じだったかもしれないけど)ゴダールの女性観が自分の中で一段と明瞭になる感じがした。
弦楽四重奏の使われ方にジャックリヴェット『メリーゴーラウンド』を思い出した。今作は演奏者が一応物語に登場するしリヴェットはジャズだけど『メリーゴーラウンド』が81年で今作が83年なので直接的な影響も考えられそう。
filmoo

filmoo