だめっぷる

バットマン フォーエヴァーのだめっぷるのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

『守護神ティム・バートンの鉄壁』
この作品では監督がティム・バートンでは無くなっている。しかし製作には携わっていた。その結果前作『リターンズ』と何ら変わらなく見ることが出来る。しかし、この作品ではいい面とわるい面がある。いい面としてはやはり生き残るティム・バートン色である。敵(ヴィラン)の怖いデザインは子供ならトラウマとなるだろう。今作ではトゥーフェイス、リドラーが実写化されている。彼らを演じるトミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー。彼らの演技力はもちろんそれに合わさるティム・バートン色が素晴らしいと感じた。
そしても1点あげるならばロビンの実写化である。ロビンの衣装はコミックではサーカスの衣装となっていて少しダサさを感じる。そのデザインを残しつつしっかりとしたバトルスーツになっていることに私は感動した。

わるい面は主人公の変更である。とくに、ヴァル・キルマーの演技が悪い訳では無いがしかし、マイケル・キートンが続けては演じて欲しかった。バットマンのマスクデザインも前作と大きな違いがないこともあり、違和感がある。別の役者を起用するなら全く新しいデザインで見たかった。続く『バットマン Mr.フリーズの逆襲』ではバットマン役をジョージ・クルーニーとなってまた変更している。なのにデザインの大きな変更がない。さらにはロビンの役者は変更していないなど、私には残念であった。

しかし、総評すると監督は変わってしまったが隠しきれないティム・バートンの色がとても良いと感じた。なのでこの作品は『守護神ティム・バートンの鉄壁』と名付けたい。