高校生だった当時、レアルのフットボールを見る度に「簡単に点取りやがって…」と思ったものだ。
今になってみると、ラウルがあれだけフリーでゴール前に顔出せるのも、モリエンテスの相手DFを引き付ける動きがあったからだし、ジダンがボールをキープすれば空いたスペースにロベカルが走り込んで来る事が出来ていた訳で。
敵のフリーキックで右にベッカム、左にロベカル並ばれたら自分なら帰宅します。
蹴る前からもう画になってるし、スタジアムの空気を味方につけているんだもの。
個々人の実力もバケモノ級だけど、そんな奴らがチームプレーに徹して英知を結集させてしまう。
みんなで一つの勝利を作っている。
まさにアーティスト集団だったんだろう。
向かう所敵なしだ。
地元のチームがどれだけ世界的な地位と名誉を得ようとも、いつか地元から世界に出て行く未来のスターの出現を夢見るマドリード市民の心意気に感動した。
いつかスペインフットボールを生で観てみたい!
vamos! Casillas!!!