『君は僕の空気であり力であり全てだ』
『この肉は私の肉 私のもの私だけのもの』
己れの髪の薄さを恥じる男と身体の重さを恥じる女の出会い
「地獄愛」と同じモチーフの実在事件をアレンジした作品
こちらは出会い系サイトではなく文通経由でした
『血と死者でつながった永遠の共犯者』
詐欺師ながら紳士な対応を貫く男ニコラスに俳優シャルル・ボワイエを投影しながら、二人の子供を捨ててまで貫こうとするコラルの深い紅色な愛
Eric Coates 作曲の”By the Sleepy Lagoon “に誘われて描かれていく世界
1940年代が舞台なため1996年の作品とは思えない色使いやカメラワークや音楽に至るまで、まるで古き良きロードムービーを観ているかのよう
監督さんの違いで映像から薫る残酷さがこんなに変わるんですね
どちらが好きか？
確実にこちらの方が分かりやすく映画としてはおすすめなのですが、心に刺さって抜けない棘のように「地獄愛」が私の記憶から消えそうにありません
スペイン訛りってそんなに素敵なんですか？セニョーラ？
こぅさん@cinekoh セレクション
