Jimmy

街のあかりのJimmyのレビュー・感想・評価

街のあかり(2006年製作の映画)
3.6
アキ・カウリスマキ監督作品。

警備員の仕事をしている男は、周囲からも疎まれており、孤独な男。唯一の友人らしき人はソーセージ売店の女性ぐらい。
そんな彼に声をかけて来た金髪女性がいて、彼は彼女に好意を抱いているように見えるが、自分の思いを直接の行動に表さない男なのでハッキリしない。
金髪女性が彼に接近したのは、裏で彼女を操っている実業家がいたからであり、警備員の彼に同行させた金髪女性は暗証番号を憶えて実業家に渡して、睡眠薬で眠らせた警備員から鍵束を盗んで渡したので宝石店の商品を丸ごと盗まれてしまう。
疑われる警備員だが、証拠不十分で不起訴になるものの、実業家は盗んだ宝石を金髪女性に警備員の自宅に置くことで、彼を有罪にさせる。実業家は、自分の力量をはかるために警備員の男を利用したように見える。
そして、……。
物語はまだ続くのだが、「カウリスマキ監督にしては悲観的な映画だなぁ~」と思ってみていたが、結末は観てのお楽しみ。

途中のロック演奏シーンが個人的には良かった。
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