◽️あらすじ
5つの都市が舞台。
同時刻の夜、それぞれが経験するタクシードライバーと乗客の物語。
そんなオムニバス作品🚕★
◽️感想
まず、タクシードライバーと夜の組み合わせが凄くエモーショナルで良きでした◎
そして哀愁漂う音楽が素敵で夜に合う♩
観てる時は、この回が好きだとか、この人うるさいな〜。くらいの感想なのだけど観終わってレビュー書こうと思い返してみるとなんだか心に残るものがある不思議な作品。
ちょっとの哲学がスパイスになっているかも？
誰かと出会って話をしたり、新しい刺激になったりならなかったり、なんでもない日常だけど大事な普通の日常で、一瞬の出来事が一生記憶に残ったり残らなかったり…そんな当たり前で当たり前じゃない毎日を過ごす私達。
沢山の人間が今日もこの大きくて小さい地球でギュッと一生懸命生きているなと感じる作品でした🌎🚕
まぁ、哲学かどうかはさておき、ニューヨークの2人が好きでした。ヨーヨーとヘルムート♡♡
その時の気分によって心に響く言葉が違ってくるような言葉が並んでいた。
"おれはおれだ"
"金は必要だが重要ではない"
◽️以下ネタバレ感想
・ロサンゼルス
この作品お目当てのウィナノ・ライダー🚬
若い！そして男前でヤンチャなそうな役がまた良き◎
背が小さいから電話帳とかを椅子の上に置いて背丈の傘増しなど、細かい設定が好き◎
乗客は映画のスカウトマンで、最後スカウトされても自分の人生プランがあるんだとかであっさり断る。そんな自分の人生を自分の力で楽しみながら生きようとする姿勢が凄くカッコよかった。
"おれはおれだ"
・ニューヨーク
この回が1番好きだった。
ドライバーは、ドイツから来たオジサン。
英語も運転も下手くそだけど、心優しそうで観ていて大丈夫かなと凄く心配になる人。
乗客はブルックリンへ行きたいのに、なかなかタクシーが捕まらない騒がしめな男で、やっとタクシーを捕まえるがオジサンの運転が怖いからって代わりに運転する事に！こんな運転でよくタクシードライバーになれたな〜。笑
お互いの名前がヘンテコだねって仲良くなる、そんな2人が可愛い。
"ヨーヨー"と"ヘルムート"
この一期一会感が刹那的だけど素敵。
この可愛い2人にパンチのある義妹を投入。
賑やかな車内だったのに、帰りオジサン1人になり帰り道迷いそうな雰囲気…最後の終わり方がなんだか辛い現実に引き戻される感じで凄く不安になった…。
・パリ
この回は、ちょっと皮肉っぽい感じの演出。
日常的に差別的な発言をされたり大変そうなドライバー、盲目の女性を乗せて自分も知らないうちに差別的な質問をするが彼女は自分の人生を悲観することなく逞しさまであり、とてもかっこいい女性だった。
最後は、見えているのにも関わらず事故っちゃうドライバー。笑
・ローマ
1人でよく喋り続け、夜中なのにサングラスしてるオジサンドライバー🕶
乗客は神父さんで乗客が話を聞いているかいないかなんてお構いなしに、とんでもなくよく喋る。
途中で懺悔始めるし神父さん亡くなるし遺体破棄するし亡くなってるはずなのに瞬きするし…凄い回…笑
このオジサンのタクシーには、絶対乗りたくないですな。笑
・ヘルシンキ
不幸自慢大会だった。
他人同士だから出来る大会だったのかもな〜。こうやってどうしようもない感情をもう会うこともないだろう人間に吐き出したり、そうやって人間は支え合いながら生きていくのだな〜と。
毎日、陽は昇りまた一日が始まる。
ストレンジャーシングスの流れでウィナノ作品〜と思ってあらすじもよく読まず適当に選んだら、ウィナノ最初の30分しか出てなかった😔笑
まぁ、観たかった作品なので良し◎
✔️2022年48本目❮映画❯
