Pelo

荒野の棺桶のPeloのネタバレレビュー・内容・結末

荒野の棺桶(1966年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

アンソニー・ステファン主演のマカロニウエスタン。やはりアンソニー・ステファンという感じですね。復讐モノなのですがイマイチ盛り上がらない、、、

嫁を殺された元保安官が無法者集団に潜入して真犯人を見つけ出して復讐するというストーリーなのですが、このテキサスジョーと呼ばれている男に迫力が無い。68点という感じ。ギリギリ合格しないキャラクターなんです。

いつものアンソニー・ステファンといえばそれまでですが、脇を固めているキャラクターが結構面白いだけに残念かな。マーダーという頭のイカレたレイプ野郎。いかにもイカサマ臭い弁護士。酒場に入り浸るお喋り老人。怪しいC級感満載なキャラクターが登場するだけにテキサスジョーの薄さが目立つんですよね。

会話の中で「アイツを舐めるなよ。ナバホジョーも裸足で逃げ出したんだぞ」という台詞が出てきますが、ナバホジョーが出て来るマカロニウエスタン「さすらいのガンマン」は1966年製作でこの映画と同年なんですよね。ナバホジョーは実在した人物なのか?

最後は真犯人がマーダーと分かり一騎討ちとなるのですが、BARの入口の床下に隠れているマーダーを振り返りざまに撃ちます。見事に拳銃が吹っ飛び床下から出て来るマーダー。立ち上がって拳銃を手にしたところを撃つテキサスジョー。うーん、、、しょっぱい、、、復讐の達成感が無い、、、

燃え盛るBARの2階ではテキサスジョーに惚れてる女主人と老人が、、、「彼は決して止められない男なの、、私には分かるの、、」いきなり最後になってラブストーリーをぶっ込むという。。。そして町を去っていく馬上のテキサスジョーに向かって老人が叫びます「テ〜〜キサスジョ〜〜」

シェーンカムバーーク
は子供の可愛い声が美しかったですが、老人のテ〜〜キサスジョ〜〜も味があって面白いです。

ていうかテキサスジョー!
水で顔洗っていないで火事を消しに行ってやれよ〜お前が燃やしたんだぞ〜〜


テ〜〜キサスジョ〜〜

決して嫌いではありません。
Pelo

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