ふづち

HOUSE ハウスのふづちのレビュー・感想・評価

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)
5.0
オールタイムベストな一作。
内容や映像はもとより,作り手の楽しさや夢がひしひしと伝わってくるのがいい。
作り手が楽しんでいる作品であれば,ギャラリーもより楽しめやしないか?
ラジオドラマが1976年,そしてこの映画が1977年と,30年以上の時を経ても,私の心の中では色褪せることはない。
“おばちゃま”を演じた南田洋子さんは,もう鬼籍に入っておられる。
もしかすると,今も羽臼屋敷でお腹を空かせているかもしれない。

2020/04/14《追記》

大林監督の劇場公開映画デビュー作。
当然のことながら拙いし,展開はとんでもないし,俳優たちの演技も巧くはない。

だがしかし。
ホラーではなくオカルト映画と呼ばれていた当時,その枠を超え,楽しくて,クサくて,バカバカしくて,美しくて,ビックリして,かわいくて,懐かしくて,哀しくて,ひと言では片づけられない映画を作った大林監督というのは,やはりスゴいと思う。

私を映画の世界にいざなった作品。
監督のご冥福を,心からお祈りしています。

https://www.youtube.com/watch?v=WQ_Yo06kIIA
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