再鑑賞
ウェンディと愛犬ルーシーは車でアラスカへ向かっていた。
車が故障し、ある事がきっかけでルーシーを数日放置したため行方不明となってしまう。
ロードムービーかと思いきや、行方不明になってしまったルーシーをひたすら街中をウロウロと探すウェンディの姿。
車上暮らしが描かれているが、最近観た「ノマランド」のような美しい風景や自由さは全く無い。
しかしそんなウェンディを側で優しく見守る人がいたりする。
登場人物は皆んなそれぞれが毎日を「生きる」人達。
過干渉をせず見守ってくれる。
所持金も少なく、ルーシーの餌も買えないウェンディにスーパーの店員が放つ言葉は正統論。
そんな事言わなくても…。
とは思うが、それがラストシーンのウェンディの決断になっていく。
とても切ないが、これで良かったと思える。
先は長く、どうなるの?
と思うがウェンディの表情には前え進む決意が見られた。
中性的なウェンディ役のミシェル・ウィリアムズが華があり可愛くて凄く良かった。
またウェンディを見守るウォル・ダルトンが良き✨✨
ケリー・ライカート監督作品