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パリ、テキサスのtrswのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
5.0
高得点ばっかつけてる、、、感受性が高まっている....


僕が行ったこともないアメリカの風景に心惹かれるのはただの憧れではなくて、父親と何度も訪れた群馬県沼田市のロードサイドの街並みがフラッシュバックするからだと思う

親になれない大人たちが自分の子供にどう向き合っていくか
自分の息子と友達のように接するトラヴィスの姿には、自らの子の知性を信頼しているからこその無責任な甘えも感じられるけど、その甘えに許されたい気持ちになってしまう

ヴェンダースという人は映像を撮るのは言うまでもなく抜群に上手いんだけど、場合によってはあえてそれを使わずに言葉を通した表現をするところもストイックで好き

その言葉を通した表現の部分は、「万引き家族」の松岡茉優のあのシークエンスに直結するし(モコモコのニットはもうそうじゃんね)、「フレールジャック(グーチョキパーの歌)」の引用も何かの日本映画で見た気がするな....
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