Saaaaa

パリ、テキサスのSaaaaaのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
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最初、この男は懐古主義者で発展していく文明を嫌っているように見えた。それに〇〇をするのか当たり前だとかいう固定概念に囚われないタイプで大多数と生き方が大きく異なっても気にならない人なのかと思っていたが違った。彼はあまりにも幼稚で不器用で嫉妬深くて自由奔放で無責任な男、美化したくないし好きになれなかった。

付き合っていた(?)時は片方は愛だと思って暑苦しい執着や嫉妬心を相手にぶつけ、もう片方は愛なんてものは抱いていないような感じがして、離れた時はお互い相手の幻想を愛し始めたように思えた。結果的に彼らが愛したものは自分らの子どもだけだったような気がする。
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