maya

パリ、テキサスのmayaのネタバレレビュー・内容・結末

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

で、この後どうすんの?

なんてことを、思っちゃいけない映画かな?これは。
兄貴がしっかりしてない分、弟がしっかりせざるをえない兄弟。
ほんで自分も辛いだろうに、ちゃんと子どものこともお兄さんのことも考えてて本当できた弟夫婦。
弟夫婦がもっとお兄さんに対して意地悪だったりしたらバランス取れてるんだけど、弟も奥さんも兄貴に優しすぎる。。
奥さんが思わず本音を漏らすシーンで安心したくらい。
子どもが家に電話をかけるシーンから夫婦がいっさい出てこなくなったけど、本当の親子の再会や、別れた夫婦の再会のシーンは素晴らしかったけど、この裏であの夫婦は一体どういう時間を過ごしてるんだろうと思うといたたまれなくなった。
あと連れてきたのにホテルに子どもを残していっちゃうところも、びっくりした。
血の繋がりがそんなに重要?
私なら絶対に自分の子を手ばなしたりしない、ってきっとあの弟の奥さんは思ってたはずだ。
自分の子ども同然に愛してたのに引き離すなんてかわいそうすぎる。
もちろん最後は子どもの意思が一番重要だけど。
本当のお母さんは「私子どもに会うわ」って言ったけど、それはこの先自分が責任もって育てるって意味なのかよくわからなかったし。
幸せと悲しみは表裏一体で、誰かが楽しいときもちろん不幸な人もいて、その逆もあって、人生いろいろだよね、っていう話?
あーなんか釈然としないぜ。
それにしても映像とか演出とか音楽がかっこいいんだぜちくしょう。
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