損失と再生、そして己との対話
人間誰しも、自分自身と本気で向き合うのには勇気がいる。
過去に犯した過ちや間違った選択、そこから生まれた崩壊、それらを直視することは、痛みを伴う行為だ。
『パリ、テ…
成り立たない家族のどうしようもなさ、家族の不安定さを、風景を描くように映し出される。
カットが少なくて、そのひとつひとつが静止画として綺麗で、写真や絵画を観ている気分になる。アメリカの雄大な大…
マジックミラーを使った演出が巧み。
お互いに目を見て話すことの出来ない後ろめたさ、そしてマジックミラーの反転により自分に向かって話すという演出が可能になっている。ここでジェーンは仕事として、ずっと自…
この映画にまつわるセンチメンタルな思い出があってずっと観るのを避けていたけど、そうし続けるわけにもいかないなと思い至り鑑賞。
鏡越しに話すシーンが辛すぎて死ぬかと思った。記憶と一緒に暮らすこと、や…
ジェーンがトラヴィスとの夢見心地な幻を離れ、現実に腰を据えたときの底知れぬ虚無感には共感。
稚拙な自分が一人の立派な人間に絶大に愛されることが最初は甘い夢でも、その全てになりすぎてしまうと猛烈に恐ろ…
砂漠をさまよう放浪者の父
息子を捨て都市を漂う母
ルーツを求めて右往左往する8才
子供がいなければハリボテの叔父夫婦
誰一人として地に根を下ろしていない
テクノロジーや都市の発達によって、根無し草…
・失うということについて
「その人が話して歩いていたのを覚えていても、それでも死んだって感じる?」
頭や心、体で覚えているその人は失われることはない。
・想像と妄想
主人公の父は妻をパリの人と冗…
ナスターシャ・キンスキーが、とにかくかわいくて美人!それを確認できただけでも価値はあった。
なんだけど、私にはこの映画を愛する下地や才能が全然ないらしく、段々と、トラヴィスが気持ち悪いし、自分勝手…
いつも重要なシーンで赤が出てくる
アメリカ国旗の赤と青
フランス国旗の赤と青ではない
割を食うのは弟夫婦…だいぶ辛い
でもみんな辛い。育ての絆は血の繋がりにはやはり、抗えない繋がりがある
車もい…
夫婦の軋轢から心を病んでしまったトラヴィスも、若さから母親らしく振舞えなかったジェーンもどちらも可哀想だとは思う。
それにトラヴィスの自己肯定感が駄々下がりなのもショックでしばらく話すら出来ないのも…
(C) 1984 REVERSE ANGLE LIBRARY GMBH, ARGOS FILMS S.A. and CHRIS SIEVERNICH, PRO-JECT FILMPRODUKTION IM FILMVERLAG DER AUTOREN GMBH & CO. KG