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パリ、テキサスのXXXXXのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.8
ヴィム・ヴェンダースの不朽の名作!
テキサス、4年間失踪していたトラヴィスの自分探しの物語。

ヴェンダース監督の作品を見るのは、本当に久しぶりで、かつて日本でもかなり話題になった作品だそうです。
余計なセリフを廃して、あくまで画で表現しようとする、ヴェンダースのフィルムメーカーとしての意思を強く感じる作品。

ライ・クーダーの劇伴も良く、荒涼としたテキサスの情景にピッタリ合います。
非常に切ない物語で、トラヴィスと捨てた妻子との関係を再生する物語です。
のぞき部屋で、妻ジェーンもマジックミラー越しに再会する場面など、非常にセンチメンタルな味わいです、今作は正にヒーリング映画と言うべき作品ですね。
テキサスの荒涼とした風景は、西部劇を思わせました。

今作においてパリとは、トラヴィスがどうしても辿り着けない場所、そして自身の未来を託したい桃源郷の様に感じました。
ハリー・デイーン・スタントンやナスターシャ・キンスキーの演技もさすがでしたね。

ただ、自分が今骨折していて非常に長尺の作品の為、集中力が続かず、イマイチ物語に入り込めなかったというのが残念でした。
また、体調が全快したら見直したいなと思った作品です。
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