ポパイ

パーフェクト ワールドのポパイのレビュー・感想・評価

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)
4.0
優しい逃走犯と無垢な少年の友情物語。
とも言いきれない。

主人公があくまでも善人ってわけじゃないのが良かった。

少年への奇妙なまでの優しさの理由。

主人公の悲しい生立ちがそうさせるのか、少年に対して愛情ともいえるような行動をしたりしなかったり。

それでも決して善良なわけではないから、黒人の父親へ向けられたあの狂気的な怒り。
『子ども』を異常なほど大切に思ってしまうことで、『子ども』を傷つけてしまう矛盾した言動。

何だかやるせなくなってしまう。

ラストはもう映画としては予想通り。
驚きはないけど、しかし衝撃はある。
許すまじFBI、ナイスパンチ・ナイスキック👍️
歪な二人の絆の話。


(素敵なジャケ写なんだけど、右上はちょっと邪魔…)
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