せた

パーフェクト ワールドのせたのレビュー・感想・評価

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)
3.7
一人ひとりそれぞれのパーフェクトワールドがあって、パーフェクトワールドを追い求めている話。
脱獄犯のブッチは2回人を殺したことがあって、殺したのは母親を殴った人と少年を襲おうとした人。自身の経験から虐待(に、近しいこと)を毛嫌いし見るとカッとなってしまう。父との楽しい思い出はない。
誘拐されているフィリップは、父がおらず、母親が宗教に傾倒しており、クリスマスなどの楽しいイベントが未経験。
逃亡中の旅が、実はそんな2人にとってパーフェクトワールドといっていいものだったのかもね。

好きなセリフとシーン

ハロウィンだから食料貰ってくるようフィリップに言う。フィリップが「お母さんの信仰で出来ないんだ」と言うのに対しブッチが「俺はお前のお母さんではなく、お前に頼んでいるんだ」というシーン。貰いにいった家のおばさんにこっそり銃を見せていたのはご愛敬


クリスマス、誕生日などのイベントを楽しめていないことを知ったブッチ。「アメリカ人にはローラーコースターを楽しむ権利がある」といって、車の上にフィリップを座らせて走るというローラーコースター以上のものを体験させる。
楽しんでいるフィリップカワイイ。

自分にとってのパーフェクトワールドが大切な人のパーフェクトワールドとベクトルが合ってるか気をつけて生きねば
せた

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