野いちごで魅了されベルイマン作品を鑑賞。
幼い頃に親の教育によって受けた恐怖、悲しみ。現在の精神科医としての自分(精神科医全体?)への不甲斐なさ、無力感。それらが相まって精神を病んだ女性を辿る物語。
かつて祖母から注意を受けた言葉がとめどなく出続けたシーン、なんかぞっとした。育児する側はよかれと思っても、受ける子どもにとってはトラウマになってしまう事もあり得る。感情的になって子どもに向き合わないよう気をつけよう。
「初めてママの泣くのを見た。ママの叫び声がした。怖くなった。部屋に行った。おばあちゃんが振り返った。別人のようだった。こわくなって自分の部屋に戻った。恐ろしかった。」