自殺したアイドルの一周忌のため、オフ会に集まった五人の男たち。しかし彼らにはそれぞれ秘密があり、自殺したはずの如月ミキの事件もまた、急展開を見せていく。
密室劇。
ロケーションがほとんど動かず、会話と回想だけで進行していく。しかしどんでん返しに次ぐどんでん返しで、本格的なミステリを思わせる脚本だった。
初見の時はとにかく脚本の出来の良さに唸った。コメディ半分、ミステリ半分、といった匙加減が誰でも取っつきやすく、どんどんと引き込まれていく。
ラストに提示される『解答』はまさにこの作品の全てを表現しているようで、その妙を気にいるかどうかで評価は分かれそう。