前髪メガネ

キサラギの前髪メガネのレビュー・感想・評価

キサラギ(2007年製作の映画)
4.0
見た目がオタクっぽくないのが妙にリアルw

某ビルのペントハウスに、互いに面識のない五人の男たち(ハンドルネーム: 家元、オダ・ユージ、スネーク、安男、いちご娘)が集まった。彼らはD級マイナーアイドル・如月ミキのファンサイトを通じて知り合い、如月ミキの一周忌の為に集まったのだった。一年前にマネージャーの留守番電話に遺言メッセージを残し、自宅マンションに油を撒いて焼身自殺した彼女を悼むのが会合の趣旨だったが、オダ・ユージが彼女の死因は自殺ではなく他殺であると言い出したことで状況は一変する。

元々は舞台演劇だったものを映画化したということもあり、狭い1部屋だけで物語が展開していく。
謎の死を1年越しに解明していくといった内容なので大きな動きはあまり無いがそれでも脚本が面白いので十分に惹きつけられる。

当時はまだ地下アイドルという言葉が存在していなかったのでマイナーなグラビアアイドルとして話が作られているけど、今改めて観ても設定などに古さを感じないのがまた面白い。
キャスティングも豪華だし、塚地さんはまだ俳優というより演技のできる芸人として配役されているように見えるのも今としては時代を感じる。
前髪メガネ

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