以前から評判は聞いていたのだが、ここまで悲惨だとは・・・・
かなりプラス思考で観たのだが、良いところがまったく無いという「駄作」と呼ばれるに値する作品だろう。
一応売り文句は「ハリウッドで映画化」だが、実際は「東映Vシネマのアメリカ版であるVアメリカとして作られた」もので、制作費2億円だそうなので、チープなのはしょうがないのだろう。
でも、あまりにツボを外しまくっているのは脚本と監督の力量の無さなのは確実で、やはり「駄作」として語り継がれるだけのことはある。
ツッコみ出したらきりが無いが、とにかくケンシロウの魅力がまったく無いというのが最大のマイナスと言える。
演じたゲイリーの大根演技と、普通にボコられるようなキャラとしてしまった脚本に、大笑いの演出でもうギャグになっているのは言うまでもない。
南斗六聖拳や拳王の設定は尺の問題でスルーしたのは許せるが、せめて「ひでぶ」「あべし」は入れてほしかったな。笑
映画ファンとして「観ておくべき駄作」であることは間違いないだろう。一般人、またはマンガのファンは観ないほうがいい作品。
余談。
映画ファンとして「観ておかないといけない名作」は多々あるが、実は同じように「観ておかないといけない駄作」ってのもあるんだな、これが。
その悲惨さに驚き、笑い、涙する、ってのが映画ファンってもんだ。
飲み会のネタになるので観ておいて損はない。笑
ちなみに、私の隠し玉は「シュワルツェネッガーは行く!」。
これは飲み会でかなり受けるネタになるのでお勧め。