大船撮影所50周年を記念して作られたということで、監督は山田洋次、そして出演者も豪華です。
1933年(昭和8年)、映画が娯楽の王者だった時代。
活動小屋で売り子をしていた小春(有森也実)がその声を買われてエキストラとしてスカウトされてから、蒲田の女優になっていくまでのサクセスストーリーでした。
初仕事でいきなり泣くことを要求されるの、『バビロン』のマーゴット・ロビーを思い出します。
後半のあの正念場のシーンは緊張しました。あそこから、「アホ、できるやないか」までがすごく好きです。
有森也実と中井貴一の初々しい感じも良かったけど、最後は渥美清と倍賞千恵子が全部持ってっちゃた感じでしたね。