ENDO

マッチ売りの少女のENDOのレビュー・感想・評価

マッチ売りの少女(1928年製作の映画)
4.0
死に近づく幻影の甘美な映像。初期ルノワール は人工的。直前の記憶が夢を作り上げる。サイズ感覚はトチ狂う。人形は人間と同じ頭身となり、すれ違った男は恋人となる。手前から奥へと転がるボールのシーンは強烈。あまりにもキッチュなコラージュ世界を彷徨う映画。対照的に現実の雪降り積もる夜の街、灯りの繊細な表現が素晴らしい。
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