サーフ

第三の男のサーフのレビュー・感想・評価

第三の男(1949年製作の映画)
3.7
テーマ曲がめっちゃ有名なヤツ。

親友のハリーに呼ばれてオーストラリア・ウィーンにやってきたホリーだったが、ハリーは自動車に轢かれて亡くなっていた。
ホリーは事故当時の様子を知ろうと事故現場にいた3人の男を探すが、三番目の男が見つからない。
そして事件の詳細を知っていく中でホリーはハリーの知られざる姿を知っていく…とと言うのが大まかなストーリー。

内容的には硬派なサスペンスと言った物だが、テーマ曲然り劇中流れる音楽がどれも長閑な曲調で、シリアスな展開なのに音楽は軽快というアンバランスさが印象的な作品。

やはりこの映画の一番の見どころはラストの下水道での追跡シーン。セリフは無くただ追う者と追われる者が交互に映し出されるだけ。それだけで充分だし、このシーン含め光と影の使い方が印象的な場面が多い映画。

ラストもオープニングを踏襲した画なのもオシャレだし、最後の映し出される映像も言葉は無いが画面にいる人物の心情が垣間見えて最高の終わり方だと思う。
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