Diamante

第三の男のDiamanteのレビュー・感想・評価

第三の男(1949年製作の映画)
4.0
オーソンウェルズの圧倒的な存在感が凄く、時代背景を考えるとセリフや演出等が国を指した反戦メッセージが多々あり、比喩表現の多さに驚きます。そして他作品にどれほど影響を与えたかがよく分かる作品でした。
アンジェイワイダ作品を何となく彷彿とさせるが、ホリーとハリーの関係性は見た目も含め両極端であり、類似作が多く過ぎりました。
映画で良くあるニヒリストながら否定出来ない悪が見事に描かれていて、正義の価値観が揺らぐ点において、主人公が存在しない映画に見え、まさに傑作でした。
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