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座頭市喧嘩旅のcatmanのレビュー・感想・評価

座頭市喧嘩旅(1963年製作の映画)
4.0
63年公開のシリーズ第5作。ここでもやっぱり座頭市の宿敵となるべき強力なキャラクターが不在なのが惜しい。ケチな悪党ばっかりでどいつもこいつも役不足なんだよなぁ。ただ吉田義夫のゲスい悪役っぷりは最高。

一抹の物足りなさはあるものの人気シリーズならではの魅力は十分に詰まっていて誰でも楽しめる一級品の娯楽作。座頭市ほぼ初鑑賞の娘が面白い!と言っていたので間違いない。終盤のヤクザ同士の抗争による大規模な殺陣のシーンで、そこだけ屋外撮影になるクライマックスの対決が特に際立って素晴らしい。
あと、悪女役の藤原礼子がめちゃめちゃ綺麗。サンドラブロックをもっと美人にした様な洗練されたルックス。対照的に純和風な顔立ちのヒロイン、藤村志保も相変わらず魅力的。
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